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【個別指導】塾講師の実態とメリット・デメリットを大学生塾講師が語る!

個別指導の塾で働こうか迷っていますか?

大学生のバイトでは定番であろう塾講師。塾の形態にもいろいろある中で、今回は個別指導塾の詳細やメリットデメリットをお伝えします。

私は個別指導の塾で、大学2年生の1年間だけ働いていました

そこで知った個別指導塾の実態や、働いてみてどうだったのかといった感想をご紹介します。

これを読んで個別指導の塾で働きたくなった!やっぱりやめておこう!など判断材料にしていただけると幸いです。

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個別指導について

ここでは個別指導の塾とはどのようなものなのかについて説明します。集団指導の塾とは業務内容が全く違います。

個別指導の形態

個別指導は完全に1対1か(これだと家庭教師のような感じ)、または生徒側が2~3人で教師1人の形態のことを指します。

大体の個別指導の塾がこれにあてはまるでしょう。私が働いていたのは1対1の個別指導の塾でした。

個別指導の対象年齢層

対象は小学生~高校生です。小学生と中学生だけを対象にしている塾や高校生だけ対象にしている塾など、様々です。教えたい対象に合わせて塾を選ぶといいです。

私は高校生のみを対象とした塾で働いていました。全国チェーンで最近頑張っているあの塾です。

なぜ高校生にしたかというと一番記憶に新しいし、受験のときの体験を使えたらいいなと思ったからです。

個別指導塾の時給

気になる人もいるであろう時給。大体のところは1000円~2000円の間で設定されています。

また、コマ数で給料を出すところもかなりあります表記によっては時給とコマ時間でかなりの給料の差が生まれるところがあるので要チェック。

私のところは1コマ1600円でした。(1コマは50分)

コマ以外の時給は1000円ほど。50分間で授業を行い、その時間は時給が1600円だけど、他は時間は1000円でした。

私が働いていた塾は割と良心的で、滞在時間のすべてにお金が出るようになっており、タイムカードもあって1分単位で給料をもらえてました。(給料形態自体はとてもホワイトだった)

塾によってはコマ数×1コマあたりの給料+授業外手当といってまとまって何円と指定されているところもあります。ゆえにサービス残業に知らずのうちになっていたり...。

ここは塾によるのでしっかりと募集要項や面接時に聞きましょう。

シフト

個別指導は固定シフトがほとんどです。曜日や時間を指定され、毎回同じ時間に授業を行います。

そのため固定シフトが嫌な人にとっては結構きついです。

 

個別指導 6つのメリット

①高時給でコスパが良い

普通の接客業と比べると、時給が高いので結構稼げます

たった週1回で18時~22時で2~3万円ほどもらっていました。週3日で働けば6万円!

授業終わりの短い時間でサクッと稼げるのでおすすめです。

同じく時給が高いといわれている家庭教師ですが、家庭教師は一人の生徒しか一日で持てないので、実はあまり稼げなかったりするんですよね…。

その点塾だと1日で3人の生徒を持ったりすることができるので、効率よく稼げます

②集団と違ったオリジナルの授業ができる

集団授業と違って個々の進度に合わせて授業を行うことができます。

人によって理解能力には差があり、達成度に応じて授業を変えたりすることもできるという点は個別指導のメリットです。

他のバイトだと方法やする仕事が確実に決まっており、だれがやっても同じ仕事内容となりますが、

塾のバイトというのはある程度授業内容は決まっているものの、他の人と全く同じ内容を展開することはないので、比較的自分の采配で授業を行うことができます

授業をして生徒がわかってくれたら、嬉しさがこみ上げますね。

③コミュニケーション能力・情報伝達能力の向上

集団指導はどうしても一方通行的な授業になりがちですが、個別指導は会話しながら進めるので、コミュニケーション能力が向上します。

同時に生徒の「わからない」を無くすために、工夫してわかりやすく伝えるという情報伝達能力も一緒に向上していきます。これは社会人になったら必ず必要になってくる能力だと思います。

上司や後輩・取引先などに自分の伝えたいことを伝えられないと仕事にならないからです。

④服装は集団よりも緩め

集団塾はスーツが必須なところが大半ですが、個別指導だとかならずしもそうではなく塾によりけりです。

 小中学生の指導はスーツかもしれないですが、高校生の指導の多くはスーツでないところもあります。私のところはスーツではなく、私服でもOKでした。(ただし白衣を着るのが必須...)

スーツが苦手な人でも個別なら私服でできるかもしれません。

⑤子どもがかわいい

高校生くらいになるともう、子どもってかんじではないんですが、小中学生はまだまだ子どもです。

子ども好きな人にとってはこのくらいの子どもと話すのは結構楽しいです。

私は中学生と話すの楽しかったな。純粋にかわいい。こんなかわいかったけ?っていうぐらいかわいい。(生意気な奴もいるけど笑)

⑥予習が集団よりは少量

予習しない人もいますが、予習はするべきです。生徒や自分自身のために。

先生が知らない解けないでは話になりませんからね...。質問対応とかきつくなります。

ただ個別指導は集団と違って、生徒の前に立って授業をするわけではないので予習は軽めで大丈夫です。なんたって一緒に考えるということができるので、わからなくてもなんとかなったりします...。

一方で集団指導はわからなかったら授業できないし、どのように授業しようかといった授業計画を立てる必要があるので、どうしても予習時間が多くなります。(1年目は特に)

その点個別指導は時間外労働が集団よりは少なくなります

個別指導 4つのデメリット

①固定シフトがきつい

固定シフトがきつい…これにつきる。私が辞めた直接の原因でもあります。

私は他にも接客業でアルバイトをしているのですが、ここは固定なんてものは存在しないので、自由にシフトを提出して働くことができます。

テスト前だから二週間休みたいな…なんていうわがままも通ります。

しかし!!塾バイトはこれができない!テスト前だろうが、超忙しいだろうが、関係なくシフトが入ります。これがなかったらな~もっと楽なんですけどね。

これはどこの塾でも同じはずです。

②質問対応が大変

中学生とかの質問対応なら結構乗り切れるんですけど、高校生はやっぱり難しい!

大学受験してから結構経っているので、忘れていることが多くて生徒と一緒に学び続けないと無理です。(そうじゃないひともいると思いますけどね…天才や!)

また、小学生の方が中高生よりも難しいかもしれません。

というのも小学生は方程式等の中学生で習うものを使えないので、中学受験していないと結構大変かもしれないです。これは質問対応に限らないですが。

③塾長による裁量

塾がブラックとかよく聞くじゃないですか。あの塾はブラックだからやめとこ、とかこの塾はホワイトだから大丈夫とかの口コミってありますが、正直塾長による…。

もちろん多少は塾の中で給料形態とか労働時間とか決まっているので、そこでブラックかそうじゃないかは決まりますが、

正直のところ、形態がブラックでも塾長が優しかったり、人として尊敬できる人物なら長期間働けると思うんですよね。

何がつらいかって、塾長が怒鳴るタイプだったり、嫌みを言ってくるタイプだったりしたときですよ。

私はこのタイプにあたってしまったんだな…運がない…。

しかもそういうタイプに見えなかったから余計に立ち悪かった。面接時とかにこの人の下で働きたくないと思ったら即刻、別の塾に変えるべきだと思いますけどね。

(二番目に働いたところの塾長はいい人だったなあ。)

塾は校舎によって全然違うことがあるので、要注意です。

④休む時に代講を頼まなければならない

どうしても用事があって出られない!となったときは代講をしてくれる講師を探さなければなりません。

もちろん全ての塾がそうではないと思いますし、もう一つ別の集団塾では塾長がその辺は調整してくれましたが、個別だと結構自分で探すといったことが多いはずです。

塾講師全体のラインがあって、そこに何月何日の代講してくれる人いませんか?とお願いしてました。

でもなかなか見つからない...正直面倒でした。

見つからないときは自分で別の日に振り返るとかもしてました。

まとめ:塾講師、興味があるならやってみよう!

以上、個別指導の塾講師について、私の経験を元に内容やメリット・デメリットをお伝えしてきました。

興味があるならやってみるのもいいと思います。今後の人生で二度とできないかもしれませんし。

ちょっとやってみたいなくらいなら4月とかの年度初めよりも、夏明けてからとか秋からとかがおすすめです。

生徒を持ってしまうと1年間辞めづらいので、年度の途中からやると半年くらいで辞めることもできるからです。

世間一般で言われているほどブラックではないですので、塾の世界で働いてみてはいかがでしょうか。