東工大に合格するため現役時&浪人時にて使用していた物理参考書・問題集を紹介します!
今回は第三弾で物理です。
第一弾と第二弾はこちら↓から。
塾に通わず、完全に以下の参考書や問題集をやって乗り切ったので、
難関国公立や旧帝大、早稲田慶応などの超難関私立に合格したいと考えている方は参考にしてください!
独学でも行けます!!
物理は個人的には勉強大変でした...勉強の仕方としては数学に似てますけど、解法丸暗記だと超難関大は無理という...
共通テストレベルなら短期間で一番点数取りやすいです。ただ、難問になると一番取りづらくなります。ふしぎな教科だ...(地頭終わっている人間が言っているので、数学大好き!とか物理大好き!系の人は多分そうは思わないかも)
本題に戻りまして、全参考書の紹介をしていきます!高校2年生からつけていたスタディプラスの記録を参考に以下書きました。
高校2年生で使用した参考書・問題集
物理のエッセンス 力学・波動
時期:11月~
物理参考書の中で最も有名。
これだけやれば大丈夫とか書いてあるサイト見ますが、
全くの知識がない状態からこれやるのはきついと思います。(体験談)
ただ、授業で一回やったとか、もともと地頭が良い系の人ならこれからでも十分理解できるかも。
独学の人で授業より先に自分で勉強したいんだ!という人なら、これからやるのではなく、宇宙一わかりやすいシリーズなどを最初にやってから、この参考書に取り組むのがおすすめ。
多少の前提知識がある方が、参考書の説明が腑に落ちる。
迷ったらこれやってみて、内容が半分しか理解できないとか全然わかんないとなったら別のもっと簡単な参考書をやるといいかも。
実践物理重要問題集 物理基礎・物理
時期:1月~
これをこの時期にやっていたのが恐ろしい。こういう被害者を出してほしくないですね笑
これは演習用です。一通りインプットが終わり、さらに演習用の問題集を解いてから手を出すやつ。高3夏以降で全然いい。もう一度受験生に戻ったら絶対そうする。物理の問題集の中でもめちゃむずの分類に入ります。
間違えても初期の時期に手を出してはなりませんっ!いいのは一部の頭のいいひとだけ!!!
高校3年生で使用した参考書・問題集
センサー総合物理ー物理基礎+物理
時期:4月~
学校で配られたものです。悪い参考書ではないとは思いますが、これをじっくりやっている時間があるのかという話。
2年生から物理を勉強していたら別ですが、私は2年生で物理基礎、3年生で物理の履修とかいう公立高校あるあるカリキュラムだったので、時間がなかった。
量が多すぎるので一周するのに時間がかかってしまうと悟り、すぐ使うのやめました。レビューとかはじっくり使っている方が他にいると思うので、そちらを見ていただければ...。ごめんね
学校教材ぽいので手に入れるなら中古で買うかんじ。
為近の物理 合格へ導く解法の発想とルール(力学・電磁気/波動・熱・原子)
時期:4月~
(追記)絶版してしまったみたい。。中古でなら買えます。。。残念。。
宇宙一分かりやすいシリーズの難易度高くしたバージョン的なものだと思います。
私は結構好きでした。ただ時期が基礎もぐらぐらの時に使ってしまったので少し難しく感じましたが、ある程度基礎は分かってきて辞書的に使うのがいいのではないでしょうか。
物理って天才向きの参考書(物理のエッセンスとか)と凡人向きの参考書(宇宙一とか為近の物理とか)があるんすよ。前者は本質をしっかり解いて解説しているようなやつで、後者はとりあえず入試を突破できればええよ的なやつです。
一般ピープルは凡人向き参考書を使うべきなんす。。背伸びして天才向けの参考書やると頭の中で「???」が止まらないくなる。つら。
凡人は宇宙一わかりやすいシリーズ→為近の物理or物理のエッセンスとかでいいかも。時間がある人は為近の物理も読んでほしい。
天才は物理のエッセンススタートとかでいい気がする。天才うらやまあ。。
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子
時期:8月~
使い始めるのが遅いですね~。6月くらいから始めたかった。ほんま公立高校ゆるさねえ(学校のせいにする人)
力学・波動編と同じで、最初からこれをやるのはきついと思いますので、何か参考書を挟んでください。
おすすめは宇宙一わかりやすいシリーズかな
名問の森 物理 力学・熱・波動Ⅰ
時期:7月~
これをエッセンスの後にやってました。多分年によりますけど、東工大の物理が簡単な年はこのインプット→演習(過去問)でも行けます。がちで。
自分の受ける前の年が激むずとかだったら、反動で翌年は簡単になる可能性あるので物理に力入れるより他教科に力入れるという戦略を立てるのも、限界受験生にはおすすめ。もう半分ギャンブル。中高一貫のやつらに勝つにはギャンブルしかないんだ!!(絶対違う)
名門の森は共通テストを超えて難関大学レベルの実力まで持って行ってくれるような問題集です。旧帝大以上を志望している方は大体やると思います。
これを夏~秋から始めると、他の参考書に手を出している時間なくなるんですよね。
で、これを繰り返しやって入試に突入となるながれ。地方の難関国公立とかなら全然これでいい。旧帝大も大学によってはこれでいい。
物理は本当に仕上げるのに時間かかるのでしょうがないです。色んな参考書解く時間ないんよね。ある程度の割り切りは必要。
名問の森 波動Ⅱ・電磁気・原子
時期:12月~
力学・熱・波動編とコメントはおなじです。
しっかりインプット用として活用しましょう。
というか12月からやってたのか。あほ遅いな。。最低でも10月くらいからやりたいよね。本当は。。。
浪人時代に使用した参考書・問題集
為近の物理ノート必修編
時期:4月~
これは基礎の確認のために利用しました。大体15時間ほどで終了してました。
全然必須ではないです。
(追記)絶版した?ぽい
難問題の系統とその解き方物理
時期:5月~
でました。通称難系です。物理の参考書の中では最も難しいものとして位置付けられています。
これは賛否両論ある問題集。マイナス点は誤植が多いとか、量が多すぎる、解説がほとんどないなど。
ただ!!!問題がめっちゃよい!きちんと考えさせられます。解こうとすると一回は「うん?」となるようなそんな良問がところどころに。特に力学。すばらしいです。
現役生で自分が受ける大学が力学頻出で難易度高いとかだったらこれの力学だけやるのあり。浪人生は全部やろうぜ、暇だろ
表紙が第3版になってからかわいくなっている。。。いいな。。
新・物理入門(駿台受験シリーズ)
時期:5月
でました(二回目) これは微積分を使用した物理の参考書です。
先ほどでいうところの天才向けの参考書です。
難しいは難しいのですが、わかるところだけ拾い読みするのもありで、結構鍛えられます。
正直共通テストの物理とかは暗記物理でもいけるんですが、二次試験、特に東大東工大レベルになると、暗記物理だけでは厳しいです。そんなときにこれ!! どういう導き方で、どういった発想で取り組めばいいか、わかるようになります。
できれば一ページ目から読み込むぜ!っていう感じではなく、たまにわからないところみるみたいな使い方でいいかも。化学の参考書でいえば、新研究的な立ち位置だと個人的には思うところ。
新・物理入門問題演習(駿台受験シリーズ)
時期:8月~
新・物理入門の演習版ってかんじ。
これもいい問題がそろっています~!時間に余裕があればやりたいところ。なかったらやめとこ。やけどする
為近の物理ノート 難関理工医系対策編
時期:12月~
(追記)絶版ぽいです。為近先生どうしたんだ
これは確か、いろんな問題を解きたくてアウトプット用に使用したものですね。
いいアウトプットの練習になった気がします。ただ、必須の問題集ではないかな。余裕があれば。
アウトプット用にもっといろんな問題解きたいんだ!っていう人は使うとよき。
さいごに
以上です!長々とお付き合いいただきありがとうございます。
物理は同じ問題を永遠と解くだけではなく、いろんな問題を解いて解き方を手に入れていく勉強法があっているんじゃないかなと思います。
インプットとアウトプット同量必要です。インプット大量にしたのに新しい問題を前にすると全然解けない現象が起きやすい科目なので、アウトプットもしっかりめに。それは問題集でも過去問でも何でもOK
だから難関大志望なら名門の森まで超繰り返しやって解法を身につけ、その後アウトプットを大量にやるのがおすすめ。凡人はこのルート一択だと思う!!合格最低ラインの実力はこれで確保できる。
天才寄りの人は天才系参考書を使って入試満点を狙いに行く、物理で点数を稼ぎに行くのが良いと思う。新物理入門とかやりこんで難系や過去問で演習とか。あの東工大2016年物理(激むず)でほぼ満点取った人いますからね。怖いね人類って。
物理は以上です!
英語と数学編はこちらから↓