研究室に所属してから初めて自分の知識のなさを悟った。
今まで大学でどれだけ適当に勉強してたかを身をもって実感したような、そんな感じ。大学の講義をまともに聞いてなかったわけじゃないし、むしろ他の人よりは真剣に聞いていたと思う。でも身についてない。
多分だけどあれだ、受験勉強の仕方が体に染みついているのかもしれない。テストを乗り越えるためだけの勉強をするような、暗記をして問題解いて、評価を受けて終わり。
実際の勉強っていうのはこういうもんじゃなくて、自分のために、自分が今必要だと思った知識を取り入れて、そこから頭で考えてアイデアを生み出していく。勉強って自分がやりたいことの前段階である、インプットを行う方法なんだよね。
本来は勉強ってこういうもんだし、余裕がないとできないものでもある。だって時間やお金がないと勉強なんてもの出来ない。すぐにお金になるわけでもないし役に立つものでもないから。
だから大学で高いレベルの勉学を行えていることは本当に恵まれていることだと日々思うし、それを忘れないように生きてきたつもりだった。
でも私がしてきた勉強っていうのはテストを乗り切るための勉強でしかなかった。それは本当に勉強と呼べるのだろうか。
このことをはっきりと自覚したのが研究室に所属されてから。当然テストというものはないし、自分で課題を見つけてそれを解決するために研究を行う。
だから必要な知識がないと研究は進まないし、アイデアも生まれない。
ここにきて始めて勉強って本来、アウトプット前提でのインプットなんだなと知った。何かをするために勉強して、それを世に出すために頭で様々な知識を融合させる。(全てがそうではないことは分かってる)
今までしてきたのは勉強と呼べるものではなかった。勉強ごっこだった。何も身についてないし、テストが終わればすぐに忘れてしまうし。
目的があるから必死に勉強して、知識を蓄えようとするし忘れづらくもなる。
大学という場所は自分がやりたい勉強を思う存分できる場所であると信じているから、これから後何年間はしっかりと「勉強」をしていきたい。頑張れ自分。
これから大学に入る人や今大学1年生や2年生の人に向けて言いたいこと。
- だらだらと勉強するな、時間がもったいない。大学生活は限りあるもので、勉強といっても社会にでて勉強する・幅広い交友関係を持つことも勉強の一つだから、机に向かって勉強するのに多くの時間を割いてはいけない。
- 何がしたいのか、自覚をもって勉強しろ。目的意識を持つだけで勉強へのモチベーションは大きく変わる。大学でどんな研究室があるのか、どんな先生がいるのか調べてみることで自分の興味ある分野が見つかるはず。じゃあ、その分野で自分が新たな発見や知見を得るためにはどのような前提知識が必要なのかを明確にすること。そうすれば自ずとやるべき勉強がわかってくるし、意欲も湧く。
- 幅広い知識を身に付けること。今の時代は一つの分野だけに特化してもその人自身の個性は生まれづらい。二つ三つと得意分野を増やすこと。今までいらない知識だと思っていたものが、日の目を見るときが不意にやってくことが多々ある。いらない知識などない。(最悪、話のネタになる...)
このくらいか。ちょっと上から目線でアレなんですけど、自分がこうすればよかったなと後悔してきたものや、経験談から以上の3つを挙げてみた。
別に全てを参考にしてもらうつもりはないし、これは納得できると感じたものだけを吸収してもらえればいいのかなと。
生涯勉強だよなって思った日でした。