受験生って睡眠時間を削って勉強しているイメージがありませんか?
または睡眠時間をどのくらいとればいいのか悩んでいる人も多いはずです。
実は、睡眠というのは受験生にとって超重要です。この記事を読めば、睡眠に関する基礎知識を身に付け、受験に有利なように睡眠を利用することができます。
睡眠をしっかりとらないと、勉強どころではなくなり、集中力も下がっていきます。実際に私も受験勉強のために睡眠時間を削ったら、むしろ効率がわるくなりました。睡眠を上手く利用することが合格への近道です。
この記事では、最適な受験勉強ができるように睡眠をするコツや知識をご紹介します!
記事を読み終えると、睡眠に対しての悩みを無くし、受験勉強により集中できるようになります。
そもそも人間の最適な睡眠時間とは
日本人の平均睡眠時間
そもそも日本人は平均睡眠時間が他国よりも短めです。
主要28ヵ国の平均睡眠時間が8時間25分ですが、日本は7時間22分と1時間近い差があります。
人によって最適な睡眠時間は異なる
最適な睡眠時間というのは人それぞれです。
なぜなら睡眠時間は年齢や体質、性別によって異なるからです。例えば、年を取るにつれて平均睡眠時間は減っていきます。
実際に私たちは子どもの時は9時間や10時間ほど寝ていたはずですが、今ではそこまでの睡眠時間は必要ありません。
ですので、最適な睡眠時間は〇時間だ!というのはありません。
自分に合う睡眠時間を探す必要があります。
中には3、4時間で足りる人もいるし、9時間寝る必要のある人もいますが、大抵の人は6~8時間の間でしょう。
受験生にとって睡眠が大切な訳
睡眠時間は記憶の定着期間
脳は眠っている間に記憶を整理し、定着させます。
睡眠を疎かにすると記憶の定着が悪くなり、勉強効率が下がります。
その際に重要になるのは「レム睡眠」と呼ばれる睡眠です。
レム睡眠とノンレム睡眠とは
睡眠は性質の異なる2つの睡眠である、レム睡眠とノンレム睡眠から成り立っています。
・レム睡眠…体の休息がメイン、浅い眠り
ノンレム睡眠…脳の休息がメイン、深い眠り
基本的にはノンレム睡眠とレム睡眠は合わせて1時間半を1セットとして交互に行われています。
レム睡眠が鍵を握る
受験生にとって2つの睡眠の内、レム睡眠が大切です。
レム睡眠をしている間に私たちは記憶を定着させています。
レム睡眠は体は眠っていますが、脳は起きている状態です。
身体に対して余計な指令を出さなくていいので、脳は情報整理に集中することができます。
ゆえにこのレム睡眠の間に、記憶の定着や消去といった働きを行っています。
レム睡眠と記憶の関連を調べる実験では、レム睡眠が多いほど記憶の定着率が高いことがわかっています。
レム睡眠は睡眠の後半に多く現れる
レム睡眠を増やすことが記憶の定着率につながるのですが、レム睡眠は睡眠の後半に行くにつれて増えてきます。
なぜなら脳や体を休ませるために、睡眠の前半はノンレム睡眠を優先するからです。
実際に短時間睡眠(3~4時間)では記憶の定着率が低くでています。
良い睡眠をするために気を付けること
平日でも休日でも同じリズムで
平日と休日で大きく睡眠リズムを変えないことも大切です。
休日はお昼くらいまで寝てしまうという人がいるかもしれません。
しかしそうすると体が「時差ボケ」のような状態になってしまう危険性があります。
実際に寝すぎると、体の調子が悪い・上手く頭が働かない、やる気が出ないとなった経験はありませんか?
私はお昼まで寝てしまうと、やる気が起きなかったり体がだるかったりすることが多々ありました。
自然光で体をリセット
人には体内時計というものが備わっています。
体内時計は24時間よりも長めに設定されているらしく、それは毎日リセットしていかないとどんどんずれてしまいます。
リセットには自然光が必要です。自然光を浴びると脳が昼と判断でき、正しい体内時計で体が動きます。
ここでポイントなのが「自然光」を浴びることです。蛍光灯などでは光の量が不足しているため、正しい体内時計になりません。
ブルーライトに気を付ける
近年、ブルーライトが睡眠に与える影響について問題になっています。
夜間にブルーライトを浴びると脳は興奮状態になり、昼と勘違いしてしまい、睡眠の質が低下します。
ブルーライトはスマートフォン、パソコンなどが発する光に含まれているため、寝る直前に使用してしまうと寝つきが悪くなります。
なので対策として…
- 寝る30分前はスマホ・パソコンを使わない
- 夜は強い光を使いすぎない(画面を暗くする、夜間モードに設定する)
- ブルーライトカットできる保護シートやメガネを使用する
が挙げられます。ブルーライトを夜間に浴びすぎないように気を付けましょう。
睡眠をうまく使おう
仮眠はするべきか
仮眠については賛否両論なのですが、私はがっつり仮眠してました。
なぜなら、眠い状態で勉強しても集中できないので意味がないと思ったためです。
眠い時は寝る笑!!に限ります。寝るとスッキリするし、リセットされた感じがしてよかったです。
ただし気を付けなければならないのは、布団やベッドの上で寝てしまうと、朝まで寝てしまう危険性があるので、机の上で寝るようにしてました。
また、仮眠は15分以内が適切だとされています。
ある会社や学校では食後に15分程度の仮眠の時間を取り入れ、午後の業務や授業を効率的にしているようです。
是非仮眠を使って勉強効率を最大化しましょう。
記憶定着の黄金タイム
寝る30分前は記憶定着の黄金タイムです!
寝ている間に脳は記憶の整理整頓をするので、寝る直前に暗記したものや勉強したことは記憶に残りやすいとされています。
実際に私も、英単語の暗記や公式の暗記などは寝る直前の30分前によくしてました。
授業で暗記しなければならない文章(春はあけぼの…とか)もその日のうちに覚えられなくても、次の日にはスラスラ出るようになっていたという経験も。
寝る30分前はどんどん暗記しましょう。この黄金タイムを有効活用するしかない!!
睡眠を味方にすれば受験勉強もしやすくなる!
睡眠に関する知識や受験勉強に使えるコツなどを紹介しました。
睡眠は多くの受験生が悩まされるところなので、睡眠を味方につければ他の受験生よりも有利に進めることができるでしょう。
みなさん是非睡眠を有効活用してみてください!