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【危険!】最初に「やっておきたい英語長文」には手をだすな|英語長文問題集の選び方とは

  • 塾・予備校通わずに東工大・早稲田合格
  • 家庭教師も無し
  • プレ模試の偏差値46から1年で偏差値73へ
  • 地方自称進学校から合格
  • 二次試験の合計点数を1年で+140点

「やっておきたい英語長文」は英語の長文問題集の中でもとくに有名な参考書だと思います。

私は500、700、1000をやりましたが、使い方を間違えると大変なことになる問題集です。

もちろん、良い問題集であることには変わりありませんが、用途をきちんと守らないと努力

が水の泡になる危険性があります。

いつ、どの段階で使うべきなのか、効果を発揮するのかを説明していきます!

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やっておきたい英語長文とは

杉山 俊一、塚越 友幸、山下 博子(著)、早崎 スザンヌ(英文監修)

非常に有名で、大体の人はやるのでは?と思っているレベル。

現在、300500700語ほどの英文別に問題集が出ています。

旧版だとやっておきたい1000もあって、超長文が出てる大学の人はやってました。(なぜ新版...売れなかったの...?泣)

10~20個くらいの問題数があり、長文と問題がセットになって載っています。

答えが別についており、問題文の訳と解説が書かれています。この点は他の問題集と同じでしょう。

制限時間や語数の記載もあります。

じゃあ、メリットデメリットは何なの??

  

他の問題集と何が違うの??

メリット

問題文が面白い・質がいい

問題が読んでいて面白いです。なかなか勉強になる問題も多く、つまらない英文を読まされることはありません。

そして、質がいいです。頻出である英単語や文法、構文を豊富に使われていて問題演習に最適です。

記述式の問題が多い

記述式がある問題が多いです。センターや多くの私立はマーク形式のところが多く、問題演習するにしてもこれらを対象とした問題集では記述式の問題がないものもあります。

一方で国公立や難関私立を志望としている人は記述の対策をしなければならず、このやっておきたいは最適です。

単に記述式といっても色々あります。例えば英訳するとか日本語訳するとかですね。そういった様々な問題が出題されています。

デメリット

英文が読めることが前提

やっておきたいは英語長文は読めるのが前提で、問題を解くことをメインに取り組む問題集です。

ある程度、英単語や熟語、文法・構文が終わり、長文をやろうかなと考えている人にはおすすめしません!これらが終わったからと言ってスラスラ英文を読めるわけではないのです。長文の読み方を学ぶ必要があります。

読み方を知らないまま取り組むと、長文読めない&問題解けないのダブルパンチで英語に対する苦手意識がついてしまう危険性があります。

決して最初の英語長文の問題集として取り組むものではないです。

CDがないので音読しにくい

※追記
今はスマホで聞けるみたい

長文を読むときの練習として音読がとても有効です。私も音読を繰り返すことによって、早く英語を読むことができるようになりました。

その際に必要なのがやはり音源です。将来的に英語は必須のものとして受験を終えてからも勉強し続けるものになると思います。読めるだけでなく、聞くことも重要です。

更には英語を話すには正しい発音を知らないと聞き取ることが難しいです。将来的なことも考えて、しっかり音を聞いて音読するのがいいです。

この問題集は音源がないので、音読しづらいのが難点ですね。

解説が少ない

取り組んでいて解説が少なく、不親切だなと思うことがありました。

それゆえ、最初に取り組むとなぜこれが正解なのかを理解できずに終わってしまうかもしれません。

何度も言いますが、これは演習用の問題集であり英語長文を読むための練習用ではありません。

 

いつ使うべきか、対象は?

やっておきたいシリーズは演習用なので、ある程度長文の読み方を学んだ後にやると効果を発揮します。

過去問演習の前に挟んだり、過去問を解き終わって他に何を使おうか迷っている人におすすめです。

初見で英語を理解し、問題を解くという練習ができます。

また、このやっておきたいシリーズの中には悪文や悪問があるという声も聞きますが、入試本番で悪文・悪問が出たらどうしますか。悪文だから読めなかった、悪問だから解けなかったという言い訳は通用しません。

演習段階で悪文や悪問に慣れることも時には必要になってきます。

様々なレベルの質の低い高いに関わらず取り組むことで、入試本番にどんな問題が来ても太刀打ちできる力を身に付けられます。本書はその演習に最適です。

 

英語長文問題集を選び方とは?

英語長文問題集の選び方は主に3パターンあります。

  1. 英語長文に慣れるインプット用
  2. 問題の解き方を学ぶ用
  3. 演習用

▼書ききれなかったので、詳しくは以下で!

やっておきたいシリーズは「3.演習用」となります。

英語長文を取り組む際に3の演習用からやってしまうと本当に難しくて、英単語や熟語・文法のインプットが足りないのではないか疑ってしまうのですが、そうではない可能性が高いです。

英語の読み方を知らないために、読めないということが起きます。

また、単に英語を読む練習をしてきてないので読めないという可能性もあります。

いずれにせよ、順番としては

1.インプット→2.問題の解き方を学ぶ→3.演習

で進めていくと、段々と英語を読めるように、解けるようになります。

まとめ

今回は「やっておきたい英語長文」を使うタイミングを間違えると危険!という話でした。

最初に使ってはダメです!私は最初に取り組んで絶望しました…。

必ず、他の問題集を終えてからやるか、ある程度の英語長文を読み込んだ後に過去問演習の前後にやるべきものです。お気を付けください。

英語がものすごく得意という方もいるかもしれません。ただ、そんな人はごくわずかだと思います。

演習用としては最適なので!もうそろそろ過去問やっても大丈夫かな?という時期になったらやってみてください。応援してます!!